おやつ作りの道具
今回は、おやつの制作をお休みして、ちょっと雑談でもいたしましょう。
「作る」ということは、子どもの健康面や食の安全のということを真剣に考える行為…ですね。
もちろんこれは真面目な答えでありまして、それとはまた別に、「自己満足」という気持ちが、製作者の心を大きく占めているような気がします。
その満足する種類には、「美味しくできた」「安くできた」など様々あることでしょう。
その中の一つに「家にあるものでできた」という喜びがあると思います。
これは材料ではなく、道具のことです。
これがないとできませんよーとか、高価な機材を使わないと失敗しますよーなどと言われているものに、あえて挑み、知恵を使って代用になるものを探してみると…、100円ショップで気軽に買ったものが意外に役に立ってしまった!なんてことがありませんか?
思わずガッツポーズをしたくなるものですね。
しかし高い値段のものにも目を奪われることがあります。
最近の調理道具は、とてもおしゃれにデザインされていますよね。高いけど、かわいいから買っちゃおう♪と、わくわくした気持ちで素敵な雑貨を買う感覚になります。
結果、使うことよりもパッケージ、色、ファッションを重視して台所を彩る「飾り」が目的になることもあります。
さらには、有名なブランド、著名な料理研究家の先生が考案した、いわゆる高級感に重点を置くことも、主婦としてのひとつの満足ですよね。
調理器具を流行でそろえると、インテリア誌に出てくるようなキッチンを作ることができるかもしれません。
…ただ、小さいお子様を持つママ様の悩みは、素敵な陶器は割られるし、おしゃれな壁紙は汚されるし、上品にコーディネートしても台無しにされてしまうことも多々あるでしょう。
ゆっくりショッピングする時間もないし、家事とお世話だけであっという間に一日が終わってしまいますね。
永遠に続くわけではないけれど、やっぱり切なくなるものです。
でも考えてみて!人間なんて「自由な時間がほしい!」と叫んでいても、いざ膨大な自由時間が与えられると何もせずにボーっと過ごしてしまうものですよ。
何かに差し迫られているからこそ、知恵と想像力がフル回転してちょっとした自由時間を有効活用することができるんだと思います。
遠くに出かけてゆっくり商品を選ぶよりも、いつも使っている器具でどうにかなるかも……と、想像しながら工夫してみると、家に居ながら自分だけの時間を楽しく過ごすことができます。
次第に、この「考える」ということ、「作る」ということが、本当に充実した楽しい行為であることに気づきます。
そして、大変な思いをしながらも楽しく覚えたことというのは、一生忘れることはありませんね。
ここで、「キッチン研究者」であるママ様に向けて、道具についての世間話をしてみたいと思います。
レシピ本などに掲載さているもので、ありそうでないもの…と聞かれたら、何と答えますか?
まず思い浮かぶのは、「耐熱ガラス容器」ではないでしょうか。
材料をまぜて、そのままレンジやオーブンに入れることができる便利ものですね。
これ結構高いんですよ。
そこで、無いからと言って、買いに出かけますか?
子供を抱えて、割れ物を買いに行くなんて、考えただけで大変ですよね。それともあきらめるかしら。
耐熱ガラス容器は、多くの場合安物の陶器で代用できます。
このサイトでも、パン作りの際には「耐熱容器、あるいはレンジ可能な大き目の器」と記載していて、画像には「ラーメンどんぶり」が写っているでしょう?(笑)。
「スキージで切ります」と書いてあっても、ゴムべらを使えばいいし、スポンジに生クリームを塗る「パレットナイフ」が無くても、いつも使っている包丁で十分きれいに仕上げることができます。
レシピを見たときに、記載されている道具がないと、その途端にやる気が下がってしまうことってありますよね。
しかしこれからは、これで代用できないか?
本にはこう書かれているけれど、これでも大丈夫かもしれない……という工夫をしてみてください。
やがて、何を見ても「私ならこうするけどね♪」という、独特のアイディアが浮かんでくるでしょう。
こうなると、楽しくて仕方ありません。食材同様、道具も家にあるもので!
◎「使える!100円の道具」
主婦の強い味方!今では全国どこにでも存在する100円均一ショップには、おやつ作りには欠かせないたくさんの調理道具が売られていますね。ときおり「えー?これが100円?」と驚いてしまう経験、ありませんか?
オーブンシート、ラップ、アルミホイルなどの消耗品をはじめ、クッキーやマドレーヌ型や、シリコン製の便利グッズがズラリと並んでいます。お試しで買うには「もってこい」の値段ですので、つい買いすぎてしまいますね。
思いのほか、長く使えるものもありますよ。とくにステンレス製のものや、シンプルな木製の麺棒などは、めったに壊れることがありませんから、手に馴染んでくれればこっちのもの。それはそれはお買い得な一品になりますね。
やがて使っているうちに、頻繁に使用するもの、使いにくいもの、やっぱり必要ないものなどに分類されると思います。処分と保管を決める際にも、値段が安いとやりやすいのではないでしょうか。
◎「あると便利な家電器具」
次に、100円商品ではなく、調理家電について雑談しましょう。調理器具のお店やネット販売を見てみると「これって、一般家庭に必要なものかしら?」と思ってしまうほどの、プロ顔負けの機械が売られていることがあります。
しかも高額なお金でせっかく買ったのに、数回使ったら眠らせてしまう……なんてことがあったらもったいないですね。そこで、このサイトでよく使う「おやつ作りの便利家電」をいくつか紹介してみましょう。
●ハンドミキサー
メレンゲや生クリームを泡立てる際に使います。もちろん、泡だて器で「おりゃー!」と、混ぜることもできますが、ハンドミキサーを使うことによって時間短縮と労力削減をした作業になるので、おやつ作りが億劫になりません。シフォンケーキなどの泡立てには、手作業レベルの泡立ちではうまく仕上がらないので、このハンドミキサーがおすすめです。
●ハンドブレンダー
これがまた優れものです。このサイトでも何度も登場しますが、この商品を使うようになったら、とにかくあの洗いにくいすり鉢、ジューサーミキサー、フードプロセッサーの登場がすっかり無くなりました♪片付けは、取り外しができる刃の部分を洗うだけ。これを考えた人は天才だと思います。ちなみにこれがあると、簡単に自家製マヨネーズができます。絶品ですよ。
●ヨーグルトメーカー
市販のヨーグルトを少量と牛乳だけで簡単にヨーグルトができます。季節や温度変化に惑わされることなく、一年間安定した量のヨーグルトを作ることができます。特殊な機能がついているものもあるようですが、シンプルなものをおすすめします。このレシピサイトでも、ヨーグルトを使ったおやつがたくさん登場しますが、ほとんどがこのメーカーで作ったものを使用しています。
●ホットサンドメーカー
昔から親しまれている家電ですね。最近のものでは、取り外し可能な数種類の鉄板が付属されているんですよ。パンを挟めて焦げ目をつけるだけでなく、ホットケーキ、たい焼き、ワッフルなどが、一台のメーカーでできるようになっていて、洗うのも簡単で本当に楽しい調理家電です。やけどに気を付けて取り扱えば、お子さんと一緒に作ることができます。
基本的には、ママのスタイルに合わせることが一番です。
このサイトでは、パン作りは手捏ねを基本にしているので、ホームベーカリーは紹介していません。
手作りは子どもや家族のために作るということが前提です。
気張ることなく、かっこうつけることなく、また、無理することなく、シンプルに制作することが、楽しむことにつながるのだと思います。
子どもにとって、おやつを作るママとは、パティシエでも商売でもなく、喜びと安心を与えてくれる唯一の存在ですね。
今、日本は食の安全が問われています。
だからこそ、愛情たっぷりの手作り生活を、ぜひぜひおすすめします。
何かを作るということは、味覚を楽しむだけでなく、知恵や喜び、発見や達成など、さまざまな感動があります。
その感情は、一番近くにいる子どもたちにも伝わっていくのでしょうね。
これ以上すてきな教育があるでしょうか。どうかお子さんと一緒に楽しんでくださいね!

